まきぐち内科・循環器科クリニック 札幌 西区
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動脈硬化について

  動脈硬化について

動脈硬化について
動脈硬化とは、全身の動脈が硬くなったり、その内径が細くなったりして
血液の流れが不十分である状態を言います。
動脈硬化により脳や心臓あるいは腎臓、足の血管が侵され、
脳梗塞や脳出血、狭心症や心筋梗塞、腎不全、慢性閉塞性動脈硬化症
などの重大な病気を招くことになります。
脳の血管が破れる病気を脳出血、血管の内腔がつまり血液が流れなくなる
病気を脳梗塞と言います。
また心臓壁に酸素や栄養を送っている冠動脈に動脈硬化がおき血管の
内腔が狭くなると、心臓壁の酸素不足のために狭心症が起きます。
さらに冠動脈が完全につまると心筋梗塞になります。

動脈硬化の原因(危険因子)として、高血圧、喫煙、高脂血症、
糖尿病などがあります。
動脈硬化の危険因子は脳の血管と心臓の血管では少し異なり
脳の血管では高血圧が最も重要で、心臓の血管では高脂血症が最も
重要であると考えられています。

以下に各危険因子の説明を行います。

(1)年齢
高齢になるほど動脈硬化は進みますが、最近は20歳台、
30歳台の若い人が心筋梗塞を起こす例が増加しています。

(2)性別(男性)
一般に男性のほうが若くして動脈硬化を起こしますが、女性は生理が
なくなる(閉経する)と急激に動脈硬化がすすみ男性に追いつくと
言われています。

(3)高血圧症
動脈硬化は血圧の高い人に起こりやすいことが知られています。
高血圧のために動脈内膜への脂肪沈着が起こりやすくなるためと
考えられています。高血圧が急に起こった場合は頭痛やめまいを
自覚することもありますが、一般に高血圧には自覚症状のないことが多く
サイレント・キラー(静かな殺し屋)と呼ばれております。
血圧には、心臓が収縮して全身に血液を送り出すときの収縮期血圧
(最大血圧)と、心臓に血液が戻る拡張期血圧(最小血圧)があります。
一般に正常の血圧は最大血圧が140mmHg未満または最小血圧が
90mmHg未満ですが、血圧は常に変動し、精神的な緊張などで短期間に
変動するため毎日決まった条件で測ることが大切です。
最近は家庭血圧計で測った値も参考にすることが多くなりました。

(4)喫煙
タバコに含まれるニコチンの直接的な害と、善玉コレステロールを
少なくしたり、悪玉コレステロールの変性を進めるなどにより、
喫煙も非常に動脈硬化と関係すると言われております。
喫煙は動脈硬化による病気を持たない人にも動脈硬化をすすめますが、
既に病気を持った人にも重大な影響を及ぼすことが知られております。
心筋梗塞を二度起こした患者さんの特徴を調べた結果でも、心筋梗塞を
再度起こした患者さんは、一回目の心筋梗塞を起こした後もタバコを
やめられなかった患者さんが多かったという結果がでています。

(5)高脂血症(脂質異常症)
コレステロールは生体をつくる細胞の重要な構成成分であり、
またホルモンなどの原料にもなる体になくてはならない大切な成分ですが、
血液中の余分なコレステロールは血管の壁に沈着し、動脈硬化の
原因となります。血液検査では総コレステロール、中性脂肪、HDL(善玉)
コレステロール、LDL(悪玉)コレステロールを測ることが可能です。
コレステロールを善玉と悪玉にわけるのは、HDL(善玉)が動脈の壁に
貯まったコレステロールを分解する肝臓に運び、動脈硬化をおさえる
のに対し、LDL(悪玉)は逆に、コレステロールを動脈の壁に運んで
付着させ動脈硬化をすすめると考えられているからです。
総コレステロールは220mg/dl以上、LDLコレステロールは140mg/dl以上、
中性脂肪は150mg/dl以上、HDLコレステロールは40mg/未満を異常値と
しております。
高脂血症の多くは食事などの環境因子によるものが多いのですが、
遺伝が関係する家族性高脂血症は日本人の500人に1人程度
いるといわれており、動脈硬化を若い時期に起こしやすく注意が
必要です。この診断には家族歴やアキレス腱が厚くなっていないか
どうかを調べることが必要です。

(6)糖尿病
糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンの量が少なくなったり、働きが
悪くなり血糖が高くなる病気です。
糖尿病は細い血管に障害を起こし失明や腎不全の原因となる
ばかりではなく、太い血管を障害し動脈硬化による病気と密接に
関係します。
糖尿病の症状のある場合は、空腹時の血糖値が126mg/dl以上
または任意の時刻の血糖値が200mg/dl以上で糖尿病と診断しますが、
疑わしい場合はブドウ糖負荷試験を行い診断します。

(7)肥満
肥満も動脈硬化の大きな原因となります。
標準体重の目安としてBMI法(身長(m)を2乗し22をかけたもの)
やブローカー式(身長(cm)から100をひき0.9をかけたもの)を
参考にします。
肥満は脂肪が腹部にたまる内臓脂肪型肥満(りんご型)と、お尻や
太ももにたまる皮下脂肪型肥満(洋なし型)に分類されます。
動脈硬化と関係が深いのは内臓脂肪型肥満で、血圧や血糖が高く、
中性脂肪が高いことが多く、死の四重奏と呼ばれることもあります。

【予防と治療法】
定期的に健康診断をうけ、高血圧、高脂血症、糖尿病などの危険因子が
ないかどうかのチェックが大切です。

(1)食事療法
高血圧の予防・治療のため食塩をとりすぎないようにすることが
大切です(1日7g以内)。
食べすぎないように腹七分目にし、朝食は抜かないようにきちんと3食
食べるようにします。
また卵類や肉の脂身などのコレステロールの多い食品は控えめにし、
コレステロールが高い人は1日のコレステロール摂取量を300mg
までとします。
食物繊維はコレステロールを下げると言われており、海藻、野菜などの
食物繊維の多い食品を食べるようにします。
アルコールはカロリーが高く、飲みすぎはカロリーの取り過ぎと
なりますので注意が必要です。

(2)適度な運動
適度な運動は肥満の予防になり、また血圧を下げる働きもあります。
また中性脂肪を下げ、HDL(善玉)コレステロールを増やし、動脈硬化の
予防にもなります。
持続的に酸素をとり入れ脂肪を燃やす有酸素運動であるウォーキング
(散歩)が特に有効です。
ただし重い心臓病を持っている人や糖尿病のコントロールの悪い状態での
運動は、危険ですので医師と相談しながら行う必要があります。

(3)標準体重の維持
体重を増やさないように注意し、肥満がある場合は標準体重に
近づける必要があります。

(4)禁煙
タバコは動脈硬化の大きな危険因子で禁煙が重要です。
禁煙によりHDL(善玉)コレステロールも増えます。
しかし禁煙により、体重が増えてしまう患者さんが多いため
注意が必要です。

(5)薬物療法
食事・運動療法でコントロールできない高血圧、高脂血症、糖尿病に
対して薬物療法を行う必要があります。
また既に心臓や脳の病気がおきてしまった場合は薬による治療が非常に
大切です。

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